面白いことは良い。知らないことは良くない。

考えたり考察することがただ好きなだけの、きっと何者にもなれない人間は日々このような事を考える。

あるジャンルや分野が発展する2つの条件

サークルの後輩と話していた時に、科学やデザインみたいな分野が発展してきた理由について話していて色々考えが出てきたというか最低限の条件みたいなものが出てきたので、まとめてみる。

 

よく、あるジャンルが発展してくると専門化と細分化が進むと言われる。ヨルムンガンドやメタルギアソリッドの世界観で戦争が民間軍事会社(PMF)のものになると、兵站や運営などで色々な企業体が合同で戦争を維持するような描写があるのも専門化と細分化の一つの例だろう。

ゲームだって、初めはシンプルなテニスゲームのようなものしかなかったけれど、段々と様々なジャンルが生まれ、ある特定のジャンルのみを制作するような会社が出てきて(そういう会社っていうとエロゲメーカーがまず思い浮かんでしまう)業界全体として発展してきているわけです。

だけど、ジャンルその二つが発生する、つまり発展するためにまず条件があるような気がする。

  • そのジャンルに十分な人口が集まる事
  • そのジャンルを学習、上達するために必要な知識を学ぶコストが低いこと

 

まず単純に人が集まらないと見た目から盛り上がらないし、盛り上がっていないものに対して人はなかなか頑張りづらいものがあると思う。

さらに、イノベーションを起こすような才能ある人がそのジャンルに生まれることがそもそも確率的事象だという事も、人口が必要な理由となるだろう。そのジャンルを引っ張るような事は決して狙ってできる事ではない。幾つもの出来事や作品があった結果その中からイノベーションは結果生まれてくるものだと思う。

 

しかし、それだけではなく、学習コストが低いという事も重要だろう。

それはつまり、ジャンルの最先端で活動することが容易であると言い換えることができる。

方法に関しては色いろあると思う。科学などはその学問自体の性質として、テキストなどで知識を伝えることがまず容易だし、社会全体として小学校から大学まで学ぶ機会が制度化されている。

スポーツなどは、科学みたいにジャンルとして体系化されているわけではないけれど、地域の活動などで経験者がコーチから教わる方法があったりする。

一見学習コストが高い、というか学ぶことが難しいと思われる芸術やデザインなんかもかなり体系としてまとめられてる。

 

学習コストが低いことで、最先端を経験する人が増え、結果上でも述べたイノベーションを起こせる人材が生まれやすくなり、ジャンルが発展していくのだと思う。

 

少し、話は外れるが…

最近、所謂体験型イベントや謎解きイベント(面倒なので合わせて謎解き業界と呼ぶ)に参加しているとマンネリ化してきてるんじゃないなと思うことがある。

ここまでの文脈から考えると、謎解き業界に関しては参加人口も作成者人口も増えてはきている。しかし、完全な職人芸ではないけれど、学習コストがまだまだ高いのがひとつの理由なのかなと。

いや、ある意味マンネリ化、つまり手法について模倣が増えているのだからその点では学習しやすい部分もあるのだろう。

だけれど、表面的な部分のみだけでなく、何故そのような手法を取っているのかという点が学びやすい環境があるかといえばNOだし、体験イベント作成のための方法論がまとまっているわけではない。それがある意味模倣しやすい点だけ真似て、そこまで作成することがまずもって難しいのでうまく実行できれば満足、みたいな感じになっているのではないかなと思うわけです。

 

実は、謎解き業界に関してマンネリ化の理由はもう一つあるのではないかと考えているのだけど、その点に関してはまた機会を改めてまとめてみたいと思う。